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びっくり宣伝電話

北京からの見慣れない着信。

(中国では、携帯電話の番号も都市ごとに違って、最近のスマホは、電話番号を入力したときや着信があったときには、それがどの都市の番号なのかがちゃんと表示される)

「もしもし」

と出ると、いかにもきちんとした感じの女性の声が応じた。

「こんにちは。おたずねしますが、『ハイルオイン』に興味がありますか?」

「はい?」

なんだと。『ハイルオイン』って聞こえたような気がする。

「つまり、『ハイルオイン』に興味があるかって、おたずねしてるのです」

相手はくり返した。

2回聞いてもやっぱり『ハイルオイン』―『海洛因』、中国語でヘロインのこと。麻薬だ。

「いや、ない、ない、ないです!」

相手が何か言い続けたのを無視して、電話を切ってしまった。

中国ではもちろんヘロインなんか許されていません。

本当は、見慣れない着信は無視するのが一番なのだが、ちょうど北京の友人が小包を発送した直後だったので、ひょっとして運送会社なのではないかと思って、受けてしまったらこんなことに・・・。